「三婆」 博多座公演
2019年 07月 20日
久しぶりにオーソドックスなお芝居を観ました
有吉佐和子原作の「三婆」
昭和30年代終わりが舞台の喜劇のなかに、老人問題や人の弱さを
浮き彫りにした不朽の名作
大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子と、芸達者な当代を代表する人気女優たちの
共演ということでチケットとりましたが、センター1列めでした (^^)
自称エンタメ運めちゃくちゃありますので、あまりオドロキませんが、
抜群の演技力ある役者さんたちの芝居っぷりが間近に見れるのと
観劇歴ウン十年のなせるワザで、キャッチしてくれる役者さんたちと
コミュニケーションとれるのも、1列めの良さですよねぇ~~
芝居を見ながら、原作は古い時代だけど
老いは誰にでも訪れるものだからこそ、古さを感じさせず
何度も上演されているんだろうなと
決して若くはないワタシだけど、三婆たちの年齢(60才くらい)ではない今
見れたのが、いろいろと考えさせられるきっかけに
ステキに年を重ねたいとか、理想的なこと目にしたりしますが、
素直に、そんなことはありえないと思っていますよ~
やっぱり若いほうがいいですよ!!
若さは、どんなに大金積んでも買えません!!!
そこが、人の一生として素晴らしいところだと思います (^^)
「三婆」も、理想的なことを言ってないので、
とても好感が持てる舞台でした
最後は、身につまされる終わり方で、
また、大竹しのぶの演技が演技に見えないという
この人、ホントすごいんだなと見せつけられましたねぇ
そして、このテの舞台は、女優陣の着物の着こなしも見どころです
若いときには見なかったであろう「三婆」
ワタシの観劇人生で、実年齢とともに
人生の中盤で見ることになっていたのかなぁ
by atelier36
| 2019-07-20 16:13
| 福岡
|
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